震災から8年8か月・身元不明遺体は大槌町の男性と判明/岩手
2019年11月20日 18:54 更新
東日本大震災の津波で犠牲になった1人の遺体の身元が20日、新たに大槌町の男性とわかりました。
身元が特定されたのは大槌町の当時30代の男性です。男性の遺体は震災発生4日後の2011年3月15日に、大槌町内の遺体安置所で岩手県警の検視を受けました。警察がDNA鑑定を進めた結果、身元が特定され、20日、遺骨が家族に引き渡されました。警察は「家族の希望」として男性の氏名を公表していません。遺体の発見日時や発見場所は記録が残っておらず、不明です。岩手県内では東日本大震災の発生から8年8か月余りが経過した今も、49人の遺体の身元が分かっていません。